【神栖市】厄除招福・交通守護、そして縁結びのご利益もある水郷の神社「息栖神社」
茨城県神栖市のランドマーク的な存在である「鹿島セントラルホテル」から車で5分の所に位置する「息栖神社」は、鹿嶋市の「鹿島神宮」と千葉県香取市の「香取神宮」と共に「東国三社」と呼ばれ、古くから信仰を集めてきた神社です。
「息栖神社」の主神である久那斗神(クナドノカミ)は厄除招福・交通守護の神であり、井戸の神でもあります。また相殿神である天乃鳥船神は交通守護の神、住吉三神は海上守護の神と言われております。水郷と呼ばれるこの一帯は利根川、常陸利根川、霞ケ浦、北浦などを中心とした水の豊かな情緒溢れる土地でもあり、「東国三社」は2000年以上の歴史を持つ貴重な聖地とも言われています。
そして「息栖神社」には、縁結びのご利益があると言われる二つの四角い井戸「忍潮井(おしおい)」があります。「忍潮井」は西暦194年に造られ、1000年以上もの間、清水を湧き出し続けてきたとされています。「忍潮井」の中には、それぞれ男瓶(おがめ)と女瓶(めがめ)があり、女瓶の水を男性が、男瓶の水を女性が飲むと二人は結ばれるという言い伝えがあり、縁結びのご利益もあるとされています。現在「忍潮井」の水を直接飲むことはできませんが、境内の手水舎の奥にある湧き水は「忍潮井」と同じ清水で、お水取りをすることができます。
また境内には、御神木である樹齢およそ1000年の「夫婦杉」や、幸運をもたらす精霊が宿るとされる「招霊(オガタマ)の木」、葉が古くから夫婦円満や縁結びのお守りとされている「那岐(ナギ)の木」など、いくつか縁起の良い樹木があります。
自らの道を見据え、要となる決意を支えるための場所として、再び注目を集めている「東国三社巡り」。是非、この水郷の地を訪れた際には「鹿島神宮」「香取神宮」「息栖神社」の三社を巡ってみてはいかがでしょうか。
息栖神社
電話番号:0299-92-2300
社務所開設時間:午前8時30分~午後4時
御朱印受付時間:午前9時~午後4時
駐車場:有り(大型バス可・台数に限りあり)
住所:〒314-0133 茨城県神栖市息栖2882
【東京方面より高速バス利用の場合】
最短10分間隔で運行JR東京駅八重洲南口より高速バスかしま号(鹿島神宮駅行き)で1時間30分、「鹿島セントラルホテル」停留所下車~タクシーで5分、または徒歩30分
【電車】
JR総武線(成田廻り) 小見川駅下車、タクシーで10分
JR鹿島線 鹿島神宮駅または潮来駅下車、タクシーで20分
【車:高速道】
東関東自動車道 潮来ICより15分、佐原・香取ICより20分
【車:一般道】
水戸方面より国道51号~124号・県道44号、1時間30分
銚子方面より国道124号・県道44号、35分
※鹿島神宮・香取神宮へは車でそれぞれ約20分です。
※記事は2024年2月現在の情報です